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タイトル 日本ニュース 第113号
公開日 1942年(昭和17年)8月5日 日本ニュースについて

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チャプター

[1] チャプター1 三将軍占領地視察  03:46
[2] チャプター2 バ・モ博士 日本国民に挨拶  03:55
[3] チャプター3 浙責作戦温州入城  01:42
[4] チャプター4 枢軸軍北阿猛進  03:11

再生テキスト

マレー半島からイギリス国旗、姿を消して早くも半年を数え、平和と建設の気、漲る占領地一帯。寺内・山下両将軍がつぶさに巡視(じゅんし)の歩みを進めています。まだ道の傍らには敵軍降伏の名残りを留め、鬱蒼(うっそう)たる森林地帯が温度高く湿り気の多いこの地方を物語っています。両将軍は車をカメロン高原にまで走らせ、ベラ州政廰農務局の蒐集所を訪れました。
さらに南に向かって、かつての激戦の地、クアラルンプールを訪ね、マレー半島第一の産物たるゴムに関して研究の跡を辿る。アメリカ・イギリスが東亜支配の野望も虚しく、ゴムを失って憐れな狼狽(ろうばい)を続ける中にあって、我が国のゴム利用の方途はますます広く、現地研究所の活躍は大いに期待されているのであります。
龍陵(りゅうりょう)の町をよぎるてん緬公路(めんこうろ)。重慶が命と頼む援蒋物資の山が、残骸が、皇軍疾風迅雷の進撃を物語る。ビルマ方面軍最高指揮官、飯田中将は、支那事変記念日たる7月7日、国境を越えて雲南省に踏み入った我が怒江(どこう)戦線の初の視察を行いました。
重慶軍が自ら破壊する恵通橋(けいつうきょう)。今、この怒江(どこう)を挟んで重慶軍と相対峙する第一線に立って、飯田将軍は親しく戦況を視察。第一線将兵の士気を大いに鼓舞しました。

《字幕テロップ》(アナウンスも有り)
「新生ビルマ行政府長官に
八月一日歓呼をあびて新任した元首相
バ・モ博士が就任に先だち
日本ニュースを通じて我国民に
次の如く心からなる挨拶を
寄せました。
全ビルマ人を代表して―」

<バ・モ博士>
「ビルマ人の指導者として
私は日本国民に御挨拶します。
旧秩序の世界では英米が
吾々を苦しめた
しかし、今や東亜新秩序を
つくり上げた日本によって
ビルマは解放された。
吾々両民族の親愛の盟ひは
新秩序建設のため共に戦ひ
血と汗で鍛へられてゆく。
ビルマ人は東條首相の約束に
絶対的信頼を置いている。
ビルマ人は日本人を肉親と考へている。
日本人もビルマ人を兄弟と考へて頂きたい。
ビルマが戦場となったとき、
吾々は血を以て日本人にその親愛の念を現はした。
もし今後とも必要あらば
吾々は喜んで血を捧げるであらう」

浙かん鉄道を完全に占領し、なおも南に下る陸軍精鋭部隊に呼応して、帝国海軍部隊は海上から温州に迫る。皇軍のビルマ戡定(かんてい)作戦全くなって、死の苦しみにある重慶が頼みうるところは海からジャンクその他によって、僅かに補給される、たかの知れた物資である。その陸揚げ地温州へ舟艇を連ねて7月初旬、海軍陸戦隊の精鋭は上陸作戦を敢行した。既に戦意なき残敵は早くも堅固なるトーチカを捨てて遁走し、温州防衛の敵陣、寂として声なし。援蒋と名の付くものは何ものをも許さず、俊英にして緻密なる作戦は、しらみつぶしに敵の拠点を突いていくのであります。
既にして敵が得意とするゲリラ戦も行うに余地なく、7月11日温州の攻略なり、市中において南下する陸軍部隊と感激の連絡なる。

北アフリカ、リビアにドイツ・イタリア枢軸軍は本年5月下旬、突如行動を起こし、イギリス軍の牙城(がじょう)トブルクに向かって猛烈な進撃を開始した。この枢軸軍活躍の記録を本社は世界戦争下、多大の困難をおかして入手。ここに全国民の前に送ることになりました。
ロンメル将軍、トブルクを望んで自ら前線に立ち、戦略を練る。
(枢軸軍進軍の様子)
酷熱を冒して行われつつあるリビア作戦は大東亜における皇軍の赫々(かくかく)たる大戦果に鼓舞されて、大いなる進展を遂げたものでありますが、英米の作戦、第二戦線形成を課題にして常に一致せざるとき、枢軸の誓いはドイツ・ロンメル、イタリア・カバリーロ両将軍相寄って、前線に固き握手を交わす。

(両将軍、握手・談笑)

枢軸軍得意の機械化集団の猛進は作戦困難を極める砂漠地帯を征服。6月21日トブルクを落とし、地中海完全制圧に向かって、着々邁進(まいしん)しつつあります。

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