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タイトル 日本ニュース 第82号
公開日 1941年(昭和16年)12月30日 日本ニュースについて

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チャプター

[1] チャプター1 世紀の黎明 東亜全民族に贈る  06:08
[2] チャプター2 盤谷平和進駐  01:43
[3] チャプター3 日泰攻守同盟成立  00:26
[4] チャプター4 ボルネオ奇襲上陸  01:21
[5] チャプター5 香港総攻撃  02:21
[6] チャプター6 特報ハワイ大空襲  04:02

再生テキスト

≪東條総理大臣≫
「大東亜戦争の真っ直中に輝かしき戦果と相次ぐ捷報(しょうほう)を耳にす。かくも平穏裏に皇紀2602年を迎えましたることは、誠に御稜威のしからしむるところでありまして、恐懼(きょうく)感激に堪えぬ次第であります。ここに私は国民諸君とともに謹んで聖寿(せいじゅ)の万歳を寿奉り、あわせて皇国の隆昌を祈願いたすものであります。この戦争の元旦にあたり、我々は敵の寸前にあって、現に只今の生死を超越、身を砲弾、砲煙弾雨の中にさらし、寸部の油断なく、力戦奮闘したる将兵の上に、常に思いをいたすことを忘れてはなりませぬ。しかして、国内に生活する我々もまたこれら前線将兵の心を心とし、寸部の油断なく、日常の生活を律しなければならないのであります。赫々(かくかく)たる緒戦の戦果を最後の勝利へと押し進めていくためには、勝てば勝つほど、なによりも心に油断が生じないように注意を怠ってはならないのであります。およそ戦争に勝つためには、物質的な武装とともに精神的な武装が大切であります。物には限りがありまするが、ただ、無限にして無尽蔵なるものは、実にこの精神力であります。古来、幾多の戦史に徴しまするも、たとえ物質的には劣っておりましても、精神的に優れている者が、よく最後の勝利者となっておるのであります。
幸いにも我々は建国3000年来、この優れたる精神力を与えられておるのであります。迎春に際し、我々一億同胞ことごとくは、いよいよ決意を新たにし、戦いはむしろ、今後にあることを肝に銘じ、ますます士気を奮い起こして、勝ってしかも驕(おご)らず、兜(かぶと)の緒を引き締め、聖戦目的の完遂に向かって突進していかなければならないと信ずる次第であります。終わり。」

≪満洲帝国 張国務総理≫
「盟邦日本の太平洋上の輝かしき大勝利の中に、我が国は建国10周年を迎え、4千3百万の国民は、無上の喜びと感激を覚える次第である。今、東亜興隆の時期至り、八紘一宇の大精神が東亜全民族の光明に包まれる姿を眼前にして、我々は心から讃歎渇仰(さんたんかつぎょう)を禁じ得ない。」

≪中華民国 汪主席≫
「余は新年を迎ふるにあたり、この新しき年の重大なる意義を痛感するものである。今年こそは百年来の英米の侵略を東亜の天地より駆逐し、以て東亜の新秩序を盟邦日本と共々建設せんとする秋である。新秩序とは共存共栄であり、同甘同苦の精神である。余は盟邦戦勝の元旦に当り、新中国の逞しき成長と東亜新秩序の建設による東亜の自由と解放の万歳を叫ぶものである。」

かねて仏印に待機中の我が陸軍精鋭部隊は、大東亜戦争第1日、トラックの列を連ねてタイ国領土へ堂々の平和進駐を行いました。
坦々たる国道を一路まっしぐらに目指すは首都バンコク。東亜共栄圏確立の希望に輝くタイ国民の歓呼に迎えられて、アメリカ、イギリス駆逐の進撃陣であります。
これにひきかえ、皇軍来たるの声に、イギリスをはじめ、アメリカ、オランダの公使館員はいち早く国外へ遁走し、新時代の前に固く門扉は閉じられ、声なき公館のみが残されています。

盟主日本軍の友好的進駐によって、ここに欧米勢力からまったく解放された首都バンコクは、日泰両国旗を掲げて自由謳歌(おうか)の喜びに浸っています。

かくて、ピプン首相は敢然として従来の中立を一擲(いってき)。日泰両国は攻守同盟に関して意見完全に一致。12月13日、我が坪上大使をはじめ、枢軸側使臣とともに杯を上げて新東亜の黎明(れいめい)を祝いました。

12月16日、皇軍の精鋭は長駆、英領ボルネオのミリーに敵前上陸を敢行しました。はるかに赤道を望んで、イギリスが重要な油田地帯としてその確保を図ったボルネオも、虚(きょ)を突いてなされたわが奇襲上陸に、狼狽(ろうばい)守る術を知らず、卑劣にもミリー一帯の製油設備を破壊して退却しました。
これに反し、我が軍は久しきイギリスの圧迫より住民を解放、市街の治安もただちに回復しました。

落城迫る香港。再度に渡る我が降伏勧告を容れず、さらばと奮起した我が精鋭、攻城部隊の総攻撃に、さしも頑強を誇る敵要塞も次々と崩れ去って、陥落いまや寸前にあり。
鉄牛部隊の進撃、急にして、敵の捕虜は増加の一途をたどる。
敵帆船も転覆沈没して、見る影もなし。我が軍の砲弾を浴びて、逃げまどう敵快速艇。
かくて3ヶ月の死守を豪語した香港大要塞も、最後の堅陣ヴィクトリア・ピークを残して戦火におののき、砲煙に揺らぎ、東亜侵略100年の夢ようやく空しく、イギリス帝国の前途思うべし。

「大本営陸海軍部発表。12月25日、午後9時45分、香港島の一画に余喘(よぜん)を保ちつつありし敵は、我が昼夜を分かたざる猛攻撃により、本25日、17時50分、ついに降伏を申し入れたるをもって、軍は19時30分、停戦を命じたり。」

「万歳!万歳!」

≪字幕≫
「昭和十六年十二月八日、帝国海軍の精鋭は米国が金城鉄壁を誇稱するハワイ真珠湾軍港を急襲。一瞬にして米太平洋艦隊を全滅し、全世界を驚倒せしめた。
以下は決死的激闘の合間に、我が勇敢なる戦士の手に依って撮影された貴重なる歴史的記録である。」

帝国海軍ついに決起し、見よ、怒涛(どとう)逆巻く西太平洋を圧して、堂々行進する鉄(くろがね)の威容を。目指すはアメリカ最大の太平洋拠点、ハワイ真珠湾軍港である。隠忍雌伏ここに30年、帝国の興廃をかけて仇敵(きゅうてき)に挑む。生還もとより期すべからず、将兵等しく決死奉公の誓いを胸に、決然として敵陣の真っ只中へ。
ホイラー陸軍飛行場は、巨弾の命中を受けて多数の格納庫は瞬時にして爆破、炎上。飛行機もまた、すべて撃滅さる。敵空軍の損害、格納庫炎上・破壊18、飛行機の撃墜・破壊総計464機以上、アメリカが世界に誇る精鋭航空隊ここに壊滅。
真珠軍港の心臓部、フォード島による敵主力艦群を急襲。左に見える戦艦ユタはたちまち撃沈。オクラハマ型1隻には魚雷命中して重油流出、オクラハマ型他の1隻には爆弾命中。メリーランド型は魚雷爆弾により船体切断、カリフォルニア型はこの直後火薬庫に爆弾命中・轟沈(ごうちん)。ペンシルバニア型には魚雷命中・船体切断、このメリーランド型も大破。

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