
1997年。福岡局で一つの番組が誕生した。
平均年齢40歳以上のアマチュアバンドコンテスト「熱血!オヤジバトル」である。
当時、大人たちが楽器を手にしてバンド活動に熱中する姿はまだ珍しかった。 しかし、そうしたムーブメントが起きつつあることをキャッチしたスタッフたちの手によって、アマチュアオヤジのバンドコンテスト番組が誕生したのである。
それから14年。全国の音楽オヤジたちの声援を受けて、番組は続いてきた。毎年数百組の応募があり、 厳しいテープ・書類審査や予選を経て選ばれたバンドが、決戦ライブへと出場する。
仕事に、家庭に、人生に、さまざまな悩みや思いを抱えて生きるオヤジたちが奏でるサウンドには聞く人の心をザワザワさせる「何か」がある。
プロのコンサートでは決して感じることのできない「何か」がオヤジたちの音にまとわりついている。
そんな「何か」を確かめるために、番組ではオヤジたちの素顔も取材してきた。
ミカン農家のハードロックオヤジは家の倉庫をスタジオにしていた。定年退職した友人のために、歌を書いたオヤジがいた。 予選の直前にメンバーの家族が亡くなり、出場を断念したバンドもあった。 経営コンサルタントとして忙しく働くオヤジは週末になるとラテンバンドのパーカッションプレイヤーに変身した。 音楽を心の支えに、それぞれの人生をしっかりと生きているオヤジたち。
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「熱血!オヤジバトル」はオヤジたちが奏でる音楽はもちろん、
その背景にある人生も、40年以上生きてきたその思いも伝える番組だ。音楽番組だけど、
今を生きる中高年の姿を見つめるドキュメンタリーでもある。
そして、日本中の音楽大好きオヤジたちを一生懸命応援するエールでもある。
「熱血!オヤジバトル」とはそんな思いのぎっしり詰まった番組なのだ。