健康食品おから革命!新発想で激ウマに変身2009年06月24日放送
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健康食品おから革命!新発想で激ウマに変身

日本伝統の超優秀健康食品「おから」
おからは豆腐を作る時、豆乳を搾った後に残るもの。
古くから総菜の定番として親しまれてきました。
また、コレステロールの低下をはじめ、動脈硬化や大腸がん予防にも期待大。ダイエット効果を上げてくれる働きまでわかってきました。
ところが、現在では年間65万トンものおからが産業廃棄物として捨てられています。
番組で調査したところ、「ある重大な異変」がおからを襲っていたことが判明。
これを知った上で一工夫すれば、おからはもっともっと美味しく食べることができるんです。

番組ディレクターからのひとこと

絶滅危惧総菜を救え!

おからの年間廃棄量65万トンと聞くと膨大に思えますが、実は一人1日たった15グラム食べるだけでなくせる計算になります。

ではどうすれば、無理なく美味しくその15グラムを食べてもらえるだろう?これが今回の番組のテーマです。

多くの人が、何となく「おから=大豆-豆腐」という公式を理解されているでしょう。実は現代のおからが抱える悲劇の理由は、この公式にこそあったのです。

この公式で「豆腐」の質と量だけを追い求めると、「おから」はどうなるでしょうか?
想像してみてください。
豆腐の影で年々注目度が下がってしまっているおから。
そこに光を当てたくて一所懸命番組を作りました。

おからがだんだんまずくなっている!?

おからと言えば「パサパサ」
あの食感が苦手だという人がたくさんいるのではないでしょうか?
今回、番組で調査したところ、おからの味が時代によって大きく変化してきたことが判明。
豆腐屋さんから、おからは段階的にパサパサに、しかもおいしくなくなって行ったという証言がたくさん得られました。

その理由は豆腐づくりの変化。特に、「豆乳搾り機」の進化によるものでした。おいしい豆腐を作るために機械が進化すればするほど、おいしさはおからから奪われて豆腐に注ぎ込まれるようになって行ったのです。
実際、「食品成分表」には「旧来製法」と「新製法」の2つのタイプが記載されています。大きな違いは水分量。
旧来製法で81.1%あったものが新製法では75.5%に。最新の豆乳搾り機では68%まで水分が減少すると言います。
豆腐とおからは、光と影のような間柄だったのです。

ダイエットの強~い味方!

おからはダイエットの味方にもなってくれます。
おからに多く含まれる「食物繊維」の働きによって、「腹もち」効果が長続きし、間食や食べ過ぎを防いでくれるからです。

おからが腹もち効果を上げる仕組みは次のように推定されています。
体内に入ったおからは胃液や他の食材の水分を吸収することで膨張。体積が2倍以上になると考えられているのです。
その上、他の食材から水分を奪い、消化物全体の粘度を上げます。その結果、消化物はゆっくりと胃腸を通過することになり、食後の血糖値もゆっくりと上がって、満腹感が持続すると考えられています。

極上食感!二番搾りおから

番組は、愛媛県西予市三瓶町を訪問。おからを使った絶品の郷土料理「丸寿司」と出会いました。
この丸寿司に使われていたのは、パサパサの現代おからとは別次元の
極上のなめらか食感のおから「二番搾りおから」でした。

実は二番搾りおからが作られているのは三瓶町だけではありません。豆腐を作る時、町の小さな豆腐屋さんの多くは、煮た大豆を2度以上搾って(漉して)、豆乳を得ています。
1度目はキメの「粗い布」、2度目は「細かい布」で。
粗い布を通り抜けたキメ細かいおからが、2枚目の布に残ったもの。それこそが「二番搾りおから」です。

町の小さな豆腐屋さんでは売ってくれるお店もあります。「二番搾り」「二番漉し」「キメの細かい方のおから」などと呼ばれています。
※扱っていないお店も多くあります。

味をアップさせる逆転の発想

二番搾りではない「パサパサの現代おから」はどうすればいいのでしょうか?
嬉しいことに、たんぱく質や食物繊維などの栄養素は変わらず残っています。
ならば、何とかおいしく食べたい!ですよね。

今回、番組がヒントにしたのは、スペイン料理の定番食材「パン粉」。パン粉と言っても、日本のように揚げ物の衣として使うのではありません。
パサパサのパン粉においしいスープなどをしみこませ、「具」として食べる習慣がスペインにはあったのです。
これをおからに応用する逆転発想の調理術とは、
最初におからを徹底的に炒(いた)めるということ。
おからはパサパサだと言っても、まだ約70%の水分を含んでいます。これを徹底的に水分を抜き、
「カラカラおから」にします。
こうしてからおいしいダシを加えれば、ダシをたっぷり吸った美味食材に変身するのです。

炒めたおからは冷蔵や冷凍で長期保存することもできます。日常のちょっとした料理にいつでもおからを加えて料理の幅を広げる・・・
そんな利用法をガッテンは提案します。