取材ウラ日記

ライチョウに迫る危機!

今回の主人公は、国の特別天然記念物ライチョウ。登山をしているとき、運が良ければ、ヒョコっと現れては登山者たちを癒すアイドル的存在です。しかし、そんなライチョウも南アルプスの北岳ではほとんど見ることが出来なくなっています。その大きな原因は天敵の増加です。30年前は北岳周辺に120羽のライチョウがいましたが、今では20羽ほどしか確認されていません。そのため、今回、保護プロジェクトに密着しようとしても、守るべきライチョウ家族を探すのにとても苦労しました。毎朝4時に起き、保護プロジェクトのメンバーとともに標高3千メートルの山を歩き回る日々。ライチョウがみつからないまま時間だけが過ぎていきました。諦めかけていたある日のこと、山の斜面で親子連れを発見!しかも研究者が過去に見つけて足に目印となるリングをつけていたメスのライチョウでした。そのときのうれしさは今でも忘れられません。

  • 茂みをかき分けながらの捜索

    茂みをかき分けながらの捜索

  • 地図を見ながら捜索場所を検討するスタッフ

    地図を見ながら捜索場所を検討するスタッフ

ライチョウ親子の絆の深さ

ライチョウ保護プロジェクトに密着を始めて、私たち取材班は何度もライチョウ親子の絆の深さを目の当たりにしました。母親はわずか生後1日のヒナを連れて山を歩き回ります。厳しいようにも見えますが、これもヒナが天敵に狙われないようにするため。さらに、険しい山を歩くことで自然とヒナの脚力も鍛えられていくんです。また、母親は、子どもたちを呼んでは食べられる草を一緒についばんだり、お風呂の変わりになる砂浴びを見せて学ばせていました。親は常に子どもたちに寄り添いながら、いろんなことを教えているんですね。
子どもたちは、立派に成長できるのでしょうか。続きは、ぜひ番組でご確認ください。

  • 食べられるものを教える母親

    食べられるものを教える母親

  • いつも一緒のライチョウ親子

    いつも一緒のライチョウ親子