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Array回「里山の美しき鳥(2) 本当にアツアツ?オシドリ夫婦」

【総合・地上デジタル】

福井県の中部、懐かしい里山の風景が広がる鯖江市。田んぼの脇を流れる川で、仲良し夫婦の代名詞として知られるオシドリの暮らしに密着しました。

オシドリはカモの仲間の水鳥。『日本一カラフルな水鳥』と呼ばれるほど派手なオスは、秋になると美しい羽を使ってメスにアピールします。
体の両脇に立つトレードマーク「イチョウ羽」をピンと立てたり、頭の羽毛を大きく膨らませたり、全身の羽毛を逆立てて首を上下に振ったり、オスは羽の美しさを際立たせる技をいくつも披露します。
しかし、パートナー選びに慎重なメスの心を射止めるのは至難の業。お眼鏡にかなうには、何度振られても諦めないしぶとさと、ライバルに競り勝つ強さが求められるのです。

夫婦となったあとも、オスの努力は続きます。実はオシドリ、どういうわけかオスの数はメスの1.5倍。パートナーを見つけられないオスが必ず現れます。
そんなオスたちは、すでに夫婦になったメスを奪おうとします。
さらに天敵からも妻を守らなければなりません。だから夫は、かたときも離れずメスに寄り添わなければなりません。
オシドリ夫婦の仲むつまじさの陰にはオスの涙ぐましい努力があるのです。

ところが夏、夫婦に突然の別れが訪れます。メスの産卵とともに夫婦は解消。
オスはオスだけの群れを作り川で過ごすようになります。

一方、メスは森にいました。高い木のウロに巣を作り、たった1羽で子育てをしていたのです。
やがて、卵からかえったヒナは、翌日にはもう巣立ちを迎えます。なんと10メートルを超える高さの巣から大ジャンプで地上に!
長期取材で見えてきた、オシドリの素顔です。

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