怪物も!神様も! 冬の能登 びっくり生物大集合

第537回「怪物も!神様も! 冬の能登 びっくり生物大集合」

2018/1/21(日)午後7時30分~

日本海の能登半島。荒波が押し寄せる厳冬の海に、世にも奇妙な“怪物”たちが続々と姿を現す。深海の王者ダイオウイカをはじめ、舟を襲うと言い伝えられる巨大お化けダコ。さらに、マントを広げて悪さをするという“伝説の妖怪”。果ては、七福神のほてい様そっくりな謎の怪魚まで!なぜ冬の能登半島には、奇妙な生きものたちが集まってくるのか?取材班は、怪物たちを追って能登の海で大捜索!そして、その驚きの姿と奇想天外な暮らしぶりを撮影することに成功した。

地元で舟や人を襲うと言い伝えられる超巨大お化けダコの正体はミズダコ。大きなものはなんと10mにもなるという世界最大のタコだ。獲物を腕で抱え込む豪快な狩りの様子を目撃。目につくものは手当たり次第に襲いかかるどう猛な姿からお化けダコ伝説が生まれたのかもしれない。

続いて遭遇したのは、畳六畳もあるマントのような膜を広げて、人間に悪さをするという“伝説の妖怪”。漁師さんの目撃情報を元に捜索を続けると、水中を漂う奇妙なタコを発見。観察を続けると、近くに天敵の肉食魚が接近。すると、タコが体から巨大なマントのような膜を広げた!このタコの名は、ムラサキダコ。膜は護身用で、体を大きく見せて天敵の攻撃を避ける役割があるという。

そして、冬の寒さがピークに達する頃、海岸そばの海藻の森に、七福神のほてい様そっくりな謎の魚を発見。その名もホテイウオ。この魚、冬になると繁殖のために深海からやってくるのだ。卵を守るのはオスの役目。卵に近付く天敵を追い払い続ける。そして、ふ化を迎えると、オスはその生涯を終える。

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取材こぼれ話

怪物も!神様も! 冬の能登 びっくり生物大集合 編

定置網で発見!伝説の妖怪!

石川県・能登島の漁船に乗せていただいた時のこと。定置網の中で奇妙な生きものを見つけました。一つは大きさ1メートルもある細長い魚。私は長年、海の生きものを取材してきましたが、こんな魚見たことありません。調べてびっくり、それもそのはず、この魚、普段は水深数百メートルの深海にいる「サケガシラ」という深海魚でした。能登ではホタルイカを追って浅瀬に上がってくることがあるそうです。そして不思議な生きものがもう一つ。タコのようですが、たらいに入れてみると、マントのようなものがついていて、ゆらゆらと泳いでいます。実は、これが今回の主人公のひとつ、“伝説の妖怪”だったんです!なぜ能登ではこんな不思議な生きものが見つかるのか? 詳くとは番組で!

熱湯は冬のダイビングの必需品!

撮影を行ったのは、真冬の能登半島。海の水は凍らんばかりに寒く、荒い波が押し寄せます。もちろん気温は、連日氷点下。潜水用の手袋と頭にかぶるフードは、潜る前の準備段階で既にガチガチに凍っています。そこで活躍するのが、ポットに入れて持参した熱湯。凍った手袋やフードにかけて溶かすんです。手袋とフードが暖かいのはほんの一瞬。再び凍りつく前に急いで身につけ、海にダイブ!熱湯のわずかな暖かさに、ささやかな喜びを感じつつ、今日もがんばるぞ!!