密着4年!ワオキツネザル 母の絆

第558回「密着4年!ワオキツネザル 母の絆」

2018/7/22(日)午後7時30分~

マダガスカルに暮らすワオキツネザルに長期密着。固い絆を頼りに逆境に立ち向かう2匹のメス、アリコとローラの感動の物語。

2匹は「赤の群れ」と呼ばれる大きな群れの一員として、子育てや縄張り争いで互いに助け合い、固い絆を育んできた。そんな2匹に大事件が起きる。小さな子供とともに赤の群れから追い出されてしまったのだ。待ち受けていたのは、赤の群れと、隣にいる青の群れの縄張りの境界での過酷な放浪生活。食べ物を得るには、どちらかの群れで盗み食いをするしかない。しかし、縄張りの主に見つかって、激しく追い立てられてしまう。

そんな中、ローラが赤ん坊を出産。深刻な食糧不足がさらに2匹のメスにのしかかる。乾季を迎え、わずかな食料を母子で一口ずつ分け合うほどの危機的状況におちいっていく。窮地に立たされた2匹は、ついに青の群れから縄張りを奪うことを決意。相手が少ないときを見計らって奇襲攻撃を繰り返す。

ところがそんな最中悲劇が。逃げ遅れたノリオが青の群れのメンバーに囲まれ、高い場所から転落。そのまま衰弱し、死んでしまったのだ。その数日後、アリコとローラは青の群れの大群を相手に決戦を挑む。2匹で交代しながら必死に戦い、敵を翻弄。ついに敵を追い払い、縄張りの一角を奪い取る。その頃、雨期の到来を知らせる雨が降り始めた。厳しい乾期を乗り越えた2匹。ついに新たな暮らしを手に入れたのだ。

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取材こぼれ話

密着4年!ワオキツネザル 母の絆 編

発電機 まさかの故障!

今回の撮影で最大の苦労は、ズバリ「発電機の不具合」。撮影した映像データは、毎日バックアップをとるんですが、その作業には何時間もかかります。今回ベレンティ保護区の発電機の調子が悪く、途中で止まってしまうことが度々発生したのです。そうなるとまた一からやり直し。もう仕事になりません。最後には、ついに巨大な発電機を丸ごと交換してもらい、何とか事なきを得ました。

マダガスカル独自の生き物の楽園、ベレンティ保護区

ベレンティ保護区でみられる生きものは、ワオキツネザル以外にたくさんいます。地面を横っ飛びでジャンプすることで有名なシファカや、テンレック、カンムリジカッコウなどマダガスカルならではの動物たちが、いろいろいます。しかも人間をほとんど怖がらないので、すぐ近くから観察することができるんです。もし機会があれば、ぜひ訪れてみてください!