都会で発見!絶滅危惧種ウナギ

第557回「都会で発見!絶滅危惧種ウナギ」

2018/7/15(日)午後7時30分~

土用のうしの日が近づくと必ず話題に上がる、日本人と切っても切れない深い関係を持つ魚、ウナギ。近年急激に数を減らし、2014年、ニホンウナギは国際的な機関から絶滅危惧種に指定された。そんなウナギが、意外な場所で続々と見つかっている。それは、横浜や東京など都会を流れる川。取材班は横浜市内の川で、地元の小学生たちとウナギを大捜索。すると、地元の人が「いるはずがない」と言う場所でも、確かにウナギが発見された。ウナギが都会で見つかる理由は、その生い立ちと関係がある。ウナギの産卵場所は、日本から2000キロ以上離れた海域。はるか遠くの海で生まれたウナギの赤ちゃんは、海流に流されながら成長していく。そして、たまたまたどり着いた日本沿岸の川に入り込み、成長していく。生まれ故郷の川に戻るサケなどと違い、ウナギは暮らす川を選べないのだ。では、ウナギはどのようにして都会の川で暮らしているのか。研究者の調査に同行したところ、捨てられた鉄板やパイプなど人工物を巧みに隠れ家に利用し、水質浄化が進んで増えたアユなどの生きものを獲物にして暮らしていた。さらに、都会ならではの驚きの理由でウナギがたくさん集まる超密集スポットも発見!冬、取材班は子どもたちと河口に向かう。ウナギの赤ちゃん、シラスウナギがやって来るのだ。次々と姿を見せるシラスウナギに歓声をあげる子どもたち。都会の川をたくましく生きるウナギの新伝説。

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取材こぼれ話

都会で発見!絶滅危惧種ウナギ 編

きっかけは学校の授業

「都会の川にウナギがいる」と聞き、向かったのは横浜を流れる柏尾川。コンクリート張りの典型的な都市河川です。ウナギを見つけたのは近所の小学生たち。身近な川に通い、感性を育む授業でのことでした。「絶滅危惧種」「おいしい」というイメージから清流の魚のイメージがありますが、実はすぐ近くの川にウナギは潜んでいるんです。ただし、ウナギが暮らせる川にはいくつか条件があります。いったいどんな条件なのか?詳しくは番組でご紹介します!

地元の人たちに助けられて

ウナギは川の中で生態系の頂点に立つ生きものの一つです。そんなウナギが恐れる生きもの、それは水鳥のカワウ。大きなウナギもひと飲みにしてしまう名ハンターです。ウナギとカワウの攻防を撮りたい!でも、ウナギがカワウと戦っている決定的場面に出くわすことなんて、めったにありません。諦めかけたその時、地元の野鳥愛好家の方から「攻防を目撃した」との情報を頂きました。写真を見せて頂くと、決定的瞬間がバッチリ!!身近な自然に親しむ方々に助けて頂き番組をつくることができました。本当にありがとうございます。