波乱万丈!ディンゴ家族

第554回「波乱万丈!ディンゴ家族」

2018/6/17(日)午後7時30分~

オーストラリア東海岸に浮かぶ世界最大の砂の島、フレーザー島が舞台。

この島に暮らす野生のイヌの仲間、ディンゴが主人公。警戒心がとても強く、観察が難しいため、その生態は謎に包まれている。しかし、フレーザー島では、研究者によって個体識別をした観察が長期間行われており、すぐそばでディンゴを見ることができる。

取材班は、9匹の子どもが生まれたばかりのディンゴの大家族を追跡。海に入り魚を狩る姿や、草むらで音を頼りにネズミを見つけ、大ジャンプで一気に捕らえる巧みな狩りの技の撮影に成功した。毎日、子どもたちに獲物を運び続ける両親。ある日、家族に大事件が起きる。本来なら両親の子育てを手伝うはずの、一年前に生まれた娘が急死したのだ。

果たして両親2匹だけで、9匹もの子どもたちを無事に育てられるのか?研究者も心配する中、意外なことが起きた。本来子育てを手伝わないはずの息子が、子どもたちに食べものを運び始めたのだ。幼い兄弟たちの遊び相手になったり、遊び疲れて眠ってしまった子どもたちを見守ったり、献身的に子育てを手伝う年長の息子。ところがそんなある日、大規模な山火事が発生。火は瞬く間に燃え広がり、ディンゴの家族が暮らす巣穴をも飲み込んでしまった!焼け野原と化した森でディンゴの姿を探す取材班。見つけたのは、全身灰まみれになった1匹の子どもだけ。果たして家族は無事なのか?

家族が力を合わせて生き抜く、ディンゴ家族の波乱万丈の子育てに密着した。

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取材こぼれ話

波乱万丈!ディンゴ家族 編

ロケ地は砂の島!カルチャーショックの日々

今回のロケ地、フレーザー島は砂だけでできた島なので、「道路=海岸」。満潮時は通行できなくなる箇所が多々あり、無理に通ろうとして海に沈んでいく車もいました。(ちなみに中の人は避難したので大丈夫でした!)当然、タイヤが砂に埋もれて車がスタックすることは日常茶飯事です。そんな砂の島のレンジャーたちは、毎朝小型飛行機でオーストラリア本土からフレーザー島に通勤します。何とも豪快な通勤ですが、島では買えない食べ物や道具などを買ってきてくれてとても助かりました!

密林の犬、ディンゴを追え

フレーザー島のディンゴは、海岸ではすぐに見つけられるのですが、森ではとても警戒心が強く、初めの1か月は発見することすら困難でした。視覚(親の通り道をチェック)嗅覚(獲物の死骸が見つかれば近くに巣がある可能性大)と聴覚(子どもの遠吠えが頼り)を研ぎ澄ませてなんとか探し当てる日々。ようやく見つけても、すぐ直後にねぐらを移動する時もあり.....気の遠くなるようなロケでしたが、目の前で見せてくれた「家族同士の交流」は感動でした。