ネコ科No.1の成功者!ヒョウの秘密

第550回「ネコ科No.1の成功者!ヒョウの秘密」

2018/5/20(日)午後7時30分~

ライオンやトラ、チーター、ジャガーなど、多くの野生ネコの中で最も成功を遂げたと言われるのが、ヒョウだ。成功の証は、アフリカから東南アジア、ロシアの東端にまで至る広い分布域。野生のネコ科動物およそ40種の中で断トツの広さを誇る。なぜヒョウはこれほど成功できたのか?一つ目の理由は「狩り」だ。ヒョウは、樹上に登って獲物を探すだけでなく、距離や草の生え具合などを把握して相手に近づく作戦を立てることが出来る。さらに、体の模様が保護色となる森に身を潜め、姿を隠しながら忍び寄ることもある。ヒョウの名ハンターぶりは、狩りの技だけではなく、獲物の多種多様さからも分かる。小動物から魚、鳥にいたるまで、その種類はライオンやチーターに比べて圧倒的に多い。秘密は、大きすぎず小さすぎない、絶妙な体の大きさ。大型ネコと小型ネコのちょうど中間サイズのため、狩りも両方の「いいとこ取り」が出来るのだ。大繁栄の二つ目の理由は「適応力」。ヒョウは、マイナス30℃にもなる極寒の雪の森から、5000メートル級の高山、砂漠やジャングルなど、ありとあらゆる環境に暮らす。極めつきは、1200万人が暮らすインドのムンバイ。大都会で夜な夜な家畜のブタなどを襲う大胆不敵な狩りを行う。どんな環境でも暮らしていける適応力がヒョウの繁栄を支えている。三つ目の理由は、ピンチにもめげずに対応できる「たくましさ」。狩りに使うアカシアの大木が次々に枯死する異変が起きるなか、驚きの工夫を凝らして生き抜く。ときには、最大の天敵であるライオンすらも利用するしたたかさも発揮!野生ネコNo.1の成功者となったヒョウの秘密を徹底的に解き明かす。

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取材こぼれ話

ネコNo.1の成功者!ヒョウの秘密 編

手ごわかった森のヒョウの撮影!

数ある動物たちの中で「撮影難易度」の高いヒョウ。それは、「隠れ身のプロ」だからです。番組でも紹介していますが、あまり大きくない上に、樹上にスルスルと登り、木陰に隠れてしまいます。これまで紹介したヒョウは、樹上に潜むのを得意としているヒョウでした。今回は、高難易度覚悟で「森に潜むヒョウ」にも挑戦しました。ん〜〜、予想以上の難しさでした!全く出会えない日も続出。会えても、朝に10秒だけ、という日も…。それでも、狩りが撮れるまで粘りました。手ごわいぞ、ヒョウ!

行く手を阻む想定外の大雨!

今回の一番の大敵は、何と雨!撮影も順調に過ぎた半ばころから、雨の日が多くなり、例年より早く大雨季が来てしまいました。最近は雨季の到来が遅れ気味だったアフリカ。今年は半月も早く来てしまいました。特にロケ地のマサイマラ保護区は公園の中に川が多く、ヒョウのいる場所まで何か所か川を渡っていきます。その川が、氾濫してしまいました。

ヒョウを撮影に行ったら雹が降った!!

ヒョウの撮影を始めて、1週間。まだ、それほど雨には悩まされていなかった頃です。
突然、空が真っ黒になりました。そして、車の屋根を打つ、いつになく激しい音。なんと大粒の雹(ひょう)が降ってきました。地元のドライバーもほとんど見たことがないというヒョウ!ではなく雹。最終的には、直径5センチほどまで大きくなりました。そして、周囲は真っ白に。驚きのそして、あっという間の30分でした