世界初撮影!幻のイルカ大集結

第548回「世界初撮影!幻のイルカ大集結」

2018/5/6(日)午後7時30分~

南米・アマゾン。流域面積は日本の17倍を超える大河だ。ここは3000種にも上る多種多様な淡水魚をはじめ、独特の淡水の生物の宝庫。中でも極めつきは、めったに姿を見せない幻のイルカ、アマゾンカワイルカ。体長2m。体重150kg。長い口に、点のように小さな目、飛び出たおでこといった独特の顔立ちのアマゾンだけにすむ淡水のイルカだ。ピンク色がかったふしぎな体の色から、別名「ピンクイルカ」とも呼ばれている。生態はまったくわかっておらず、今なお謎に包まれている。

今回、番組では、雨季の3か月間だけアマゾンカワイルカが集まるというペルーのアマゾン源流域に潜入。隔絶されたこの地で船上生活をしながら、高性能ソナーやドローンを駆使した世界初の長期密着ロケの末、カワイルカの驚きの行動を次々ととらえた。光がまったく届かない真っ暗な水中でのダイナミックな狩り。枝を放り投げたり水面に打ちつけたりして自分の力を示す求愛行動。こうした“道具”を使って自分をアピールする行動は、霊長類以外ではアマゾンカワイルカで初めて発見された。圧巻は、ドローンがとらえた、これまで誰も見たことのない大集結。真っ黒な水面にイルカの白っぽい体が集い泳ぐ様は、幻想的な美しさだ。

一方、河口近くのブラジルの港町では、カワイルカの愛くるしい姿を間近に見ることができる場所を発見。地元の子どもと一緒に遊んだり泳いだりする、地元の人だけが知るマル秘スポットだ。

さらに、1か月にも渡る取材班の船上生活も大公開!1800年代に造船されたクラシック船での生活は意外と快適!? でも1つだけ困ったことがあるんだそう。それは・・・?

世界初の映像で、川にすむイルカならではの知られざる暮らしに迫る。

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取材こぼれ話

世界初撮影!幻のイルカ大集結 編

激カワイイ!幻のイルカに大接近

ブラジルのとある小さな漁港。
毎朝7時に決まって野性のアマゾンカワイルカが来るんです。目的は、おこぼれの魚。
魚ちょうだい!とおねだりするかのようにクルクル回ったり、お腹を出したり。
ついには、なんと地元の男の子が背びれにつかまって泳ぎはじめたり!
まさに「イルカに乗った少年」! 一体どこが「幻のイルカ」なんでしょう? 
もしかして今回の撮影、楽勝!?

1876年製の船でアマゾン源流域へ

なんて、そんな甘い話あるわけありませんよね。
12時。市場に人がいなくなるとカワイルカもサヨウナラ。そこから全く見つけ出せなくなりました。
そこで作戦変更。漁港から3000km離れたアマゾン源流域に、集まる場所があるという情報を入手。
1か月間に及ぶ、船上生活に突入です。
船はなんと1876年代に造船されたクラシック船!

まさか!暗黒の水中

アマゾン奥地で再びカワイルカに遭遇。
水中撮影に挑んだカメラマンが上がってくるなり、言ったこと。
「真っ暗!水深3mで暗黒。目を開いているのか閉じているのかわからない」。
撮れた映像を見てビックリ!そこには何の光も届かない闇の世界が広がっていたのです。

高性能ソナーカメラで暗黒の水中が見えた!

そこで「ダーウィン」初、高性能ソナーカメラの出番。
エコーでお腹の中の赤ちゃんを見るように、目に見えない世界を映し出します。
日本の大学の研究者にお借りしました。そして運よくカワイルカの狩りに遭遇。
暗黒の水中で、世界初の狩りの撮影に成功しました。お楽しみに!