潜入! 動物カメラ大特集

第546回「潜入! 動物カメラ大特集」

2018/4/22(日)午後7時30分~

動物にカメラを装着して行動を調べる研究が、機材の小型軽量化と共に急速に発展中。今回、そんな「動物カメラ」の最前線を大特集する。

最初の舞台は、南米アルゼンチンのバルデス半島。体長5メートルにもなる巨大なミナミゾウアザラシがカメラマンだ。繁殖時にだけ浜辺に集まってくるが、それ以外の時期は広大な海で暮らすため、その生態は謎に包まれている。そこで深海対応カメラを装着すると、謎の巨大生物に遭遇、狩りの一部始終の撮影に成功した!

続いての舞台は、日本の北アルプス。森の仙人とも呼ばれるツキノワグマの生態を探る。GPS付きカメラを装着すると、意外な食生活を克明に記録。タケノコやミズバショウの葉など、なんと食べ物の9割以上が植物だった。さらにお熱い恋のドラマをスクープ!クマは強引な性格もいれば、心配性も。クマが自ら撮影した映像から、クマそれぞれに個性があり、社会があることも見えてきた。

そして、岩手県の沖に浮かぶ無人島、船越大島では、島に子育てにやってくるオオミズナギドリの大海原での暮らしを徹底調査。わずか15グラムのカメラを装着すると、肉食魚を利用した狩りの姿や、栄養価の高い獲物をえり好みするという子育ての工夫が見えてきた。驚くことにカメラは東日本大震災の津波によって海にどんな影響があったのかも記録していた。研究者も想像しなかった海の回復力の強さを見事に捉えていたのだ。

動物カメラの開発のウラ話、和久田アナウンサーが体験する最新機材の紹介も交えて、動物目線だからこそ見える驚きの世界に潜入!

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取材こぼれ話

潜入! 動物カメラ大特集 編

カメラマンの動物探しに四苦八苦!

今回は動物自身がカメラマン。動物にカメラさえ付けてしまえば、撮影は楽ちん!なんて思ったのもつかの間、やはり困難の連続でした。とにかく主人公の動物たちに出会うまでが大変。

(1)夏の終わり、主人公のオオミズナギドリが子育てに集まる三陸沖の無人島、船越大島を訪ねました。真夜中に戻ってくるオオミズナギドリをひたすら待ち続ける眠たい日々でした。

(2)秋に向かったのは、日本アルプス麓の森。紅葉が美しい!なんて感傷に浸る余裕は全くなく、森の中を黙々と主人公のツキノワグマ探し。ほやほやのフンは見つけるものの、クマの姿は全く無し。「森の仙人」と呼ばれるのも納得。

(3)さらに、日本からみると地球の裏側、南米アルゼンチンにも潜入。断崖絶壁の下の浜にいるミナミゾウアザラシが主人公でした。近づいていくと、アザラシは巨体すぎて、今度は怖〜い…。

でも、カメラを付けてみると、映し出されたのはまさに未知の世界の連続。動物目線だからこそ見える、わくわくのリアリティー。番組で体感して下さい!

新旧・動物カメラを探して太平洋横断!

動物にカメラをつけて行動を探る研究が始まったのは30年前。その当時から開発を続けている現場をアメリカ・サンディエゴに訪ねました。老舗中の老舗と聞いていただけにびっくり!それは一軒家の一区画、工具が所狭しと並んだガレージでした。伝説の開発者は、研究者とエンジニアのたった2人。世界をリードする最新技術も、夢あふれる想像と、地道な努力がうんだ、手作業のたまものでした。

日本だって負けていません。動物にカメラを付けなくても、その暮らしぶりを追跡できる新型ドローンがあるというウワサを聞きつけ、静岡へ。和久田アナがたっぷり体感しましたよ。詳しくは番組で!