神社の島へGO!青森ウミネコ物語

第544回「神社の島へGO!青森ウミネコ物語」

2018/4/8(日)午後7時30分~

日本有数の港町、青森県八戸市にある、周囲800メートルほどの小島、蕪島(かぶしま)。
春になると、体の大きさ40センチほどの中型のカモメ、ウミネコが子育てのために島にやって来る。その数なんと3万羽!蕪島は、国内最大級のウミネコの繁殖地だ。やってきたウミネコたちは、一斉に飛びたっては島の周りを旋回してから着地する一斉大乱舞を繰り返す。何度も繰り返し飛ぶことで、巣作りをする場所を上空から見定めていると考えられる。やがて、かわいいヒナの姿が見られるようになると、ヒナが動き回る縄張りを確保するため、あちこちでケンカが勃発。こうした争いは半年近くも続く。なぜウミネコたちは、混み合ったこの島にわざわざやって来るのか。謎を解くヒントは、ウミネコと八戸の人々の間に築かれた深い関係にある。長年に渡って、ウミネコは大漁をもたらす“神の使い”として大切にされてきた。さらに、蕪島がウミネコの集団繁殖地として国の天然記念物に指定されたため、開発や人の立ち入りが厳しく制限され、ウミネコにとって理想的な環境が守られてきた。しかし子育ての時期になると、ヒナを狙って島にキツネが侵入してくることも。そこで専属ボディカードとして活躍するのが、ウミネコ保護監視員の人々だ。ヒナに近づくキツネを追い払い、島の掃除や草刈りなどを丹念に行って子育てにとって良好な環境を整える。港町で昔から受け継がれて来た、人とウミネコの心温まる絆の物語。

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取材こぼれ話

神社の島へGO!青森ウミネコ物語 編

地元の人びとに愛されるウミネコ

八戸市の“市の鳥”でもあるウミネコ。みなさんウミネコが大好きで、よく島に来ておられました。取材中も、ほとんど毎日顔を合わせる人がいたほど!ウミネコへの温かい気持ちをひときわ感じたのが、毎年4月に島で行われるお祭り。おみこしの飾りは、もちろんウミネコ!そして、一番の人気企画は、“ウミネコの鳴きまねコンテスト”。空を飛んでいるウミネコが振り返るんじゃないかと思うほどそっくり!見応え十分でした。

“神の使い”の落とし物

間近でウミネコの子育てを観察することができる蕪島。でも・・注意しなければいけないのが、ウミネコの落とし物。そう、フンです!直撃を避けるため、晴れていても傘が必需品!でも、フンがつくことは、運がつくこと。運よく?フンがつけば、神社の社務所で、運と確かに出会った事を証明する「会運証明書」を発行してもらえます。これを目当てに傘をささない人も少なくありません。