まんまる!謎のマヌルネコ

第543回「まんまる!謎のマヌルネコ」

2018/4/1(日)午後7時30分~

ぽっちゃりモフモフのまんまるボディーがトレードマークのマヌルネコ。モンゴルの大平原に暮らす野生のネコだ。これまでほとんど生態が撮影されたことがなかったため、その暮らしぶりは謎に包まれていたが、今回現地の研究者の協力を得て、マヌルネコの冬と夏に密着することに成功。そこから見えてきたのは、姿だけでなく、極めて個性的な行動の数々だ。まず、雪原で見せたのは驚きの天敵対策。足をだらりと伸ばし、つぶれたように地面に広がる姿は、まるでおもちゃのスライム!名づけて、「スライム作戦」。これは、隠れる場所がほとんどない平原で、じっと動かず岩になりきることで巧みに敵の目をあざむくというもの。分厚い脂肪とモフモフの長い毛のおかげで、吹雪の中でもじっと身を潜めることが出来るのだ。夏、取材班は親子の貴重な姿を発見することに成功。お母さんは子どものために活発に狩りに出かける。狩りの基本は、「ほふく前進」。体を地面スレスレに沈めながら、ギリギリまで獲物のネズミに接近して一気に飛び掛かる。このとき、マヌルネコの独特な顔つきが役に立つ。耳が顔の横につき、目の位置が高いため、身を低くしたまま、獲物を見失うことなく前進出来るのだ。さらに驚きの狩りが、「しっぽフリフリ作戦」。マヌルネコはしっぽを振り、まるで催眠術のようにネズミの動きをピタリと止めてしとめる。さらに、やんちゃでかわいい子どもたちの成長にも密着。個性全開で大平原を生きるまんまるネコの新伝説。スクープ映像満載でお届けする。

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取材こぼれ話

まんまる!謎のマヌルネコ 編

夏祭り「ナーダム」

7月、モンゴルでは、村ごとに「ナーダム」と呼ばれる夏祭りが行われます。ふだん平原に点々と離れて暮らす遊牧民たちが一堂に会してにぎやかに交流をはかります。会場にはおもちゃや衣類、果物、アイスクリームなどを売る露店が並びます。賞金の入った瓶めがけ投げる「輪投げ」や「すごろく競馬」など楽しいゲームのお店もあり、子どもたちは大喜びです。

人気競技は競馬と相撲!

ナーダムで最も盛り上がるのは「競馬」と「モンゴル相撲」です。競馬の騎手は、なんと、みんな小学生ほどの子どもたち。家族の名誉を背負い、25キロもの直線を全力疾走します。相撲はトーナメント形式です。今年のエントリーは32名。ガッチリした体格やマヌルネコを思い出させる?ぽっちゃりタイプの力士など、力自慢の男たちが名勝負を繰り広げていました。

モンゴル相撲の優勝者は…

実は今回、研究者オギーさんのおいっ子、大学生のトクソーくんがモンゴル相撲に出場しました。トクソーくんは地元ハルザン村出身。186センチの長身ですが、スリムな体型。スタッフ一同大丈夫かな?と心配していました。ところが、しなやかな身のこなしで、あれよあれよと勝ち進み、ついには決勝戦。なんとベテラン力士をひょいっと投げ飛ばしたのです!これにはみんな大感動!「撮影にも必ず幸運が訪れる!」と一同で祝杯をあげました。