密着!東京の大自然 秋の奥多摩でスクープを狙え!

第539回「密着!東京の大自然 秋の奥多摩でスクープを狙え!」

2018/2/4(日)午後7時30分~

東京都内に日本有数の動物の楽園がある。奥多摩だ。この自然に魅せられたのは、動物カメラマン、平野伸明さん。これまで、タカの仲間「ハチクマ」が凶暴なスズメバチの巣を襲う決定的瞬間の撮影に成功するなど、世界を舞台に生きものたちの驚きの瞬間を追い続けてきた。2017年秋、平野さんは奥多摩の自然を一年かけて徹底的に撮影しようと現地に家を借り、密着取材をスタートさせた。

まずは、ご近所さんからの情報で、家の軒下に作られたスズメバチの古巣に巨大な穴が開いているのを発見。何者の仕業なのか?平野さん、早速無人カメラを設置して、観察を開始。果たして犯人は現れるのか?

一方、スギ林ではカケスがなぜかアリまみれになる奇妙な行動を発見。実はこれ、「蟻浴(ぎよく)」と呼ばれるとても珍しい行動で、文字通りアリを浴びることで体を清潔に保つ、いわばカケスの健康法。その一部始終を詳細に撮影することに成功。驚きのカケスの知恵に迫る。

秋が深まると、平野さんが借りた一軒家の庭ではカキの木がたくさんの実をつける。そこへやってきたのはニホンザル。カキを食べ始めたかと思うと、少しかじっては次々捨ててしまう。このカキは渋ガキ。渋みがあるので少ししか食べられないのだ。この一見もったいない行動、実は奥多摩の奥深さを見せてくれる驚きのドラマの始まりだった!サルが捨てた渋ガキを求めて、タヌキやクマなど森中の動物たちが次々にやってくるのだ。でも、どうして渋いカキでも平気なのか?その秘密はサルのある行動にあった。

秋の奥多摩で繰り広げられる、生きものたちの驚きの映像を大公開!

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取材こぼれ話

密着!東京の大自然  秋の奥多摩でスクープを狙え! 編

撮影拠点は築300年!?

奥多摩の自然に惚れ込んだ動物カメラマン・平野伸明さん。今回、地元の方のご厚意で、今は使われていない一軒家を、撮影の拠点としてお借りすることができました。家主の酒井通雄さんのお話では、ここに酒井さんのご先祖さまが暮らし始めたのは、なんと300年も前、酒井さんで11代目なんだそうです。一見、それほど古い建物に見えないのですが、それは、かやぶきだった屋根を金属に変えたり、窓をサッシ窓に変えたり・・・・と、手を加えながら代々住み継いできたから。家の中に入ると、長年いろりのすすでいぶされていたであろう、黒光りする太いはりに圧倒されます。しかもかつて養蚕が行われていたという2階の窓からは庭のカキの大木を見渡すことができ、撮影に大活躍!

渋〜いカキが甘くなる?

秋が深まる頃、集落のあちこちで目立ち始めるのは色づいたカキの実。おいしそうに見えますが、多くが渋ガキで、そのまま食べることはできません。近所のみなさんから伺った代表的な食べ方は、「干し柿」にすること。でも、干すと渋〜いカキが甘くなるのはどうしてなんでしょう? それは、渋ガキの皮をむいて干すことで、渋味の原因となる成分が変化、渋さが舌に感じられないようになるからなんだそうです。干し柿は、渋いカキを甘くする、昔ながらの知恵なんです。
ちなみに、森の動物たちも渋ガキをある方法でちゃーんと利用しています。詳しくは番組で!