徹底比較!ヒラメとカレイ

第534回「徹底比較!ヒラメとカレイ」

2017/12/17(日)午後7時30分~

食卓でもおなじみのヒラメとカレイ。どちらも海底で暮らす平らな魚で、見た目は、ホントそっくり。見分け方は「左ヒラメに右カレイ」と言われるように、お腹を下にしたときに、顔が左を向くのがヒラメで右がカレイというのが一般的だ。

しかし、両者の違いは、顔の向きだけではない。もっと大きな違いがあるのだ!一体どこが違うのか?お魚博士・さかなクンと一緒に徹底比較。すると、ヒラメは大きな口に、鋭いキバがずらりと並び、まるでライオンのような強面。一方カレイは、ぴょこんと飛び出た目に、おちょぼ口。まるでウサギのような愛らしい顔だ。

顔つきの違いを生んだのが両者の暮らしぶりだという。取材班は野生のヒラメとカレイの観察を開始。すると、ヒラメは海底に潜んでじっと獲物を待ち、超スピードで飛びかかる、獰猛なハンター。それとは対照的にカレイは、海底をちょこまか動きまわり食べ物を探す、好奇心旺盛な魚だった。姿は似てても、性格も暮らしもまったく違う魚だったのだ。

さらに取材班は、カレイとヒラメの子どもの成長に密着。“普通の姿”の子供が“平らな魚”へ。生後2週間ほどで起きる、劇的な大変身の一部始終をカメラはとらえた!この大変身は、ヒラメやカレイが着実に子孫を残すための作戦だという。

思わず人に話したくなる雑学がいっぱい!知ってるようで知らなかったヒラメとカレイの違いを徹底比較!

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取材こぼれ話

徹底比較!ヒラメとカレイ 編

誰でもわかる!ヒラメとカレイの見分け方講座

一番簡単なヒラメとカレイの見分け方は、お腹を手前にして横にしたときに、頭が左を向くのがヒラメ、右を向くのがカレイ。覚え方は「『ひ』だり『ヒ』ラメに、みぎカレイ」。ヒラメの『ヒ』はひだりの「ひ」!と覚えてみて下さい。私は、これで間違えなくなりました。
でも違いは頭の向きだけではありません。野生のヒラメとカレイに密着してみると、実は性格も行動も大違いの魚だったんです。いったい何が違うのか?ぜひ、番組でお確かめください!

奥が深い!カレイの多様さ

世界には100種以上いると言われている多彩なカレイの仲間。中には変わり者もたくさん!北の冷たい海に住む巨大カレイ「オヒョウ」は、なんと体長2m!そしてヌマガレイは、カレイなのに「左ヒラメに右カレイ」の原則に反して、半数が左を向いている変わり者。でも、目の神経の配置を見ると、他のカレイとおんなじ、みんな“右向き”なんだそう。うーん、カレイの世界って、奥が深い!

意外においしい!カレイのお刺身

市場でお客さんにヒラメとカレイの違いを聞いてみると、実はもっとも多かったのが「ヒラメは刺身、カレイは煮付け」の声。理由のひとつは漁の仕方。ヒラメは刺し網や釣りで、カレイは底引き網漁で捕られることが多いんです。そのため生きたまま流通する割合がヒラメの方が高く、それが食べ方の違いにつながったんだそう。でも、カレイだってお刺身にもってこいの高級魚としてブランド化されたものもたくさんあります。いろいろな食べ方を楽しみたいですね〜。