白黒つけます!シマウマの謎

第524回「白黒つけます!シマウマの謎」

2017/10/1(日)午後7時30分~

「シマウマのしま模様は、肉食動物に対するカムフラージュになる」。長年にわたり、しま模様の役割としてカムフラージュ説が定説で、「ダーウィンが来た!」でも過去に紹介してきた。これは、群れでいるシマウマの縦横のしま模様が複雑に重なると、一頭一頭の輪郭が分かりにくくなり、ライオンなどの肉食動物が狙いを絞り込めなくなるというもの。ところが、最近の研究により、この説は誤りであることが明らかになった。ライオンの目は、解像度が低いためにしま模様がはっきり見えず、カムフラージュの効果は見込めないというのだ。では、しま模様は一体何のためにあるのか?番組では新たな2つの説を徹底検証。1つ目は、冷却説。しま模様の黒と白で太陽熱の吸収率が異なるために温度差が生まれ、シマウマの体表面で空気の流れが生じて体を冷やすというのだ。そこで、空気の動きを映像化する特殊な装置を使用すると、実際に風が生じていることは確認できた。しかし、しま模様が生む風はわずかで、冷却効果はサバンナでの自然な風に遠く及ばなかった。2つ目に検証したのは、虫よけ説。アフリカには生きた動物の血を吸う吸血昆虫、ツェツェバエが生息している。なぜかシマウマは吸血されないことから、しま模様にはツェツェバエが嫌う効果があるのではないか、と考えたのがこの説だ。そこで、色や模様の異なる実物大のシマウマと馬のパネルを4種類用意し、どのパネルをツェツェバエが嫌うのか、独自の実験を行った。そして得られた驚きの結果とは!?シマウマのしまの謎に白黒つける新伝説!

※画像クリックで拡大します

取材こぼれ話

白黒つけます!シマウマの謎 編

サバンナの強敵襲来!

サバンナの取材で一番嫌な敵といえばこの生きもの。ツェツェバエといいます。車の中に入ってくると大騒ぎになってしまいます。「ウワッ!来た!」「そこ、そこ、そこにいる!」車内は大パニックに。というのも、ツェツェバエはハエの仲間ですが、動物の血を吸う吸血昆虫。もちろん人間の血も容赦なく吸います。刺されると痛いのなんの。今回のロケでは、大っキライなこの虫が重要な役割を果たしました。詳しくは番組をご覧ください!

目に見えないものが見える!?シュリーレン撮影法

今回番組に登場する不思議な映像。目に見えない空気の動きが見えるんです。シュリーレン撮影法といいます。カメラマンが苦労してシュリーレン撮影のための装置を組み上げました。この装置でシマウマのぬいぐるみの背中を見てみると…なんと、驚きの現象が見えました。

サバンナで検証!虫としま模様の意外な関係

トントントン。サバンナに金づちの音が響く。マサイの人に手伝ってもらって馬とシマウマの等身大のパネルを4種類製作。なんのためって?虫とシマウマのしまの関係を探るためです。その結果は驚くべきものでした!番組で詳しく紹介します。

素直に感動!シマウマのしまは温度が違う

温度の違いを映し出すカメラ(サーモカメラ)でシマウマを撮影してみました。すると、白と黒のしま模様が色の違いとなって現れたんです!黒しまは温度が高く、白しまは温度が低い。黒と白とでは太陽熱の吸収に差があるからです。このことがしま模様の役割と関係があるんでしょうか。番組で検証します。