謎のネジ型物体を追え! サメは敵か? 味方か?

第504回「謎のネジ型物体を追え! サメは敵か? 味方か?」

2017/5/7(日)午後7時30分~

オーストラリア南東部のジャービス湾。毎年冬になると、海岸に奇妙な形の物体が次々と打ち上がる。大きさ15センチ、重さ1キロほど。側面には美しいらせんを描いて溝が刻まれ、質感は硬いゴムのようだ。どこからどう見ても、人が作ったネジのような謎の物体。誰が、何のために作ったのか?謎を解明しようと取材班は海の中を捜索。すると岩の間にこの物体を発見。まるで意志を持つかのように隙間にねじ込まれていく。特殊カメラで中を探ると、生きものの目を発見。さらに中から何かが飛び出してきた!同じころ、この湾の中には「ポートジャクソンネコザメ」というネコのような顔立ちのサメが大集結し、繁殖行動を始めている。ネジ型物体と深い関係にあると言われているこのサメを追跡、オスがメスに噛みつく激しい求愛行動を目撃する。数週間後、メスのおなかにあの奇妙な物体の一部を発見。メスは岩場を泳ぎ回り、隙間の中に体をうずめる。メスが泳ぎ去ると、そこにネジ型物体を発見!ネジ型物体の正体は、このネコザメの卵だったのだ。世界で500種いるサメの中でも、こんな奇妙な形の卵を産むのはネコザメの仲間だけ。奇妙な形は、岩の間にしっかりと卵をねじ込み、安全に育てるための工夫だった。一方、海底を漂うネジ型卵を口にくわえて食べようとするネコザメを目撃。サメは敵なのか?味方なのか? 深まるばかりの謎に挑む取材班。卵は1年もの間海底にとどまり続け、赤ちゃんの誕生を待つという。殻を突き破って出てくる赤ちゃん。その瞬間、「ネジ」に秘められた“母の愛”がついに明らかになる!

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取材こぼれ話

謎のネジ型物体を追え!サメは敵か?味方か? 編

謎を追い続けてきた案内人

長年、ネジ型物体の謎を追い続けているスーザン・ニューソンさん。初めて現場の水中を案内して頂いた時、写真のようにネコザメを抱えて見せてくれました。ふつうこんな事やろうとしたら、サメは逃げてしまいますが、これまで調査でたくさんのネコザメの身体検査をしてきたニューソンさん。とっても手慣れているので、サメは全く嫌がるそぶりを見せません。長年ネコザメと関わってきたニューソンさんだからこその技に脱帽!

ネコザメの背中に大きな傷!

ネコザメは人に危害を与えるようなサメではありません。特に昼間はあまり動かず、海底で「ボー」っとしています。ところが取材中、背中に大きな傷を持つネコザメに遭遇しました。

サメの敵は サメ!?

ネコザメの背中の大きな傷。スーザンさんによると、これはおそらく大きな口を持つ「アラフラオオセ」という全長3m近くもある大型のサメによるものだろうとの事でした。ネコザメはふだん外洋で暮らし、冬になると繁殖のためこの湾の中に集まってきます。恐ろしい敵に狙われながらも、毎年この湾に集まってくるネコザメと謎のネジ型物体。その意外な関係とは? ぜひ番組をご覧下さい!