スリランカのサル 若オス“就活”物語

第496回「スリランカのサル 若オス“就活”物語」

2017/3/12(日)午後7時30分~

スリランカの仏教遺跡、ポロンナルワ。12世紀に栄えた都の面影を色濃く伝える世界遺産です。今、この美しい古都をすみかにしているのは、人ではなくサル。30匹ほどの群れで暮らすトクモンキーです。群れはアルファ・オスを頂点とする厳しい階級社会。メンバーにはハッキリとした順位が決まっています。オスは6歳ほどになると、生まれた群れを出て別の群れに入らなければなりません。しかし、群れに入ろうと志願しても、すぐには正式メンバーにはなれません。身分の低い、いわば見習いの立場からスタートします。群れのメンバーが食事をしていても、見習いの若オスたちは木の上から見ているだけ。一緒に食事をすることも許されません。見習いたちはいつも痩せてガリガリ。早く正式メンバーになるしか、生きる道はないのです。そのため、群れの正式メンバーのオスたちに自己アピールを繰り返して、自分がいかに役に立つかを知ってもらわなければなりません。いわばサルの就職活動です。正式メンバーになれるのはせいぜい1匹という超狭き門!若オスたちは自己アピールのため、見張り役を買って出たり、ライバルの群れとの戦いで危険な最前線に立ったり、有力者のベビーシッターを買って出たり。人間顔負けのアピール合戦を繰り広げます。番組では、正直者だけど要領の悪い、1匹の若オスに密着。数々の苦難を乗り越えながら成長していくさまを見つめます。汗と涙の“就活”物語です。

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取材こぼれ話

スリランカ・ポロンナルワ 編

トクモンキーの不思議な髪型

トクモンキーを見ていると、独特の髪型に目がいきませんか? 実はこの髪の毛、このサルの名前の由来でもあるんですよ。頭にちょこんと載っけてかぶる「トーク帽」に似ているって思いません? 頭のてっぺんに分け目があって、その生え方は個体ごとにそれぞれ違います。研究者によると、なんとサルたちは髪型でもお互いを見分けることがあるそうなんです。1頭1頭、髪型まで違うなんて…。これもまた人間顔負け、ですよね!