シリーズよみがえれ!恐竜(2)初めて見た! 日本の巨大恐竜

第488回「シリーズよみがえれ!恐竜(2)初めて見た! 日本の巨大恐竜」

2017/1/15(日)午後7時30分~

恐竜大特集。ティラノサウルスに続く第二回は、日本の恐竜が主人公です。実は今、日本は空前の恐竜化石の発見ラッシュを迎えています。群馬県では世界的にも珍しい巨大な肉食恐竜のキバが、北海道では草食恐竜の全身骨格が見つかるなど、新たな発見が相次いでいるんです。

中でも注目は、兵庫県の河原で10年前に見つかった化石。首だけで5メートル以上、全長十数メートルにも達した巨大恐竜「丹波竜」です。丹波竜は植物食の恐竜で、日本の陸上生物史上最大級の動物だと考えられています。これまでその生活は長く謎でしたが、2014年、丹波竜が世界で例のない新種の恐竜であることが判明、さらに、化石を詳しく調べた結果、のんびり動かない超スローライフを送っていたことも明らかになってきました。

しかし、当時の日本は、数多くの肉食恐竜が暮らす弱肉強食の世界。そんな過酷な世界で、丹波竜はどんな方法でスローライフを実現していたのでしょうか?

丹波竜研究の第一人者、兵庫県立人と自然の博物館の三枝春生博士によると、謎を解く鍵は「長い首と桁外れに巨大なお腹」だといいます。現代の生物に類を見ない独特の体型を活かして、厳しい時代を生き抜いた丹波竜。超高精細CGを駆使して、一風変わったのんびり生活に迫ります。

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取材こぼれ話

日本・丹波竜 編

え、日本にも恐竜がいたの!?

皆さんはご存知でしたか?この日本にかつて恐竜たちの王国があったことを。実は近年、日本から続々、恐竜の化石が見つかっています。北海道からは完全な全身骨格と期待される恐竜化石の塊が掘り出され、群馬や香川からも化石発見の報告が続々と届いています。これまで恐竜と言えばティラノサウルスが暮らすアメリカを筆頭に中国、モンゴルなどが本場ですが、我が日本にも恐竜たちの王国があったことをもっともっと知ってほしい。そんな思いからこの企画はスタートしました。

その中でも今回、注目したのは兵庫。ここ10年の間に9種類以上もの恐竜が見つかっているんです。この大発見のきっかけとなった恐竜が今回の主役、丹波竜。地元の方が偶然、化石を発見したことで、丹波の一帯が実は恐竜化石の宝庫であることが判明、知られざる恐竜世界が明らかになったんです。

また取材中には、「群馬で子供がスピノサウルスという肉食恐竜の歯を見つけた」というニュースが飛び込みました。「今、日本の恐竜発掘は本当に熱い!」という思いを改めて強くし、急きょ、発見者の子どもたちに出演をお願いし、見つかったスピノサウルスの仲間の恐竜もCGで再現、その生活を紹介することにしました。

長ーい首の風変わりな姿をした丹波竜、そしてワニのような顔をしたスピノサウス、どちらも現代の動物とは全く違う姿をした動物です。それぞれの独特な暮らしぶりをご覧いただき、1億年以上昔の日本にあった恐竜たちの王国に思いをはせていただければ幸いです。