町で大暴れ!ビーバー騒動記

第474回「町で大暴れ!ビーバー騒動記」

2016/10/2(日)午後7時30分~

今、アメリカのとある町で、野生動物と住民との間に大騒動が起きています。

場所は、ワイオミング州のジャクソン。人口1万人ほどの小さな田舎町で、ある生きものが大暴れし、住民たちを困らせているんです。その生きものとは、丸っこい体に大きな出っ歯、愛きょうたっぷりのアメリカビーバー。ビーバーは、木の皮を1日2キロも食べる大食漢。大好物の木がたくさんある郊外の住宅地に出没し、住民が大切に育てた庭木を片っ端から切り倒し、食べてしまうんです。

ビーバーはさらに深刻な問題を引き起こしています。それは、洪水。ビーバーには、切り倒した木を使って“ダム”をつくり、川の水をせき止めて池を作る習性があります。これは、天敵が近づいて来られない池の中央に、安全な巣を作るためです。この習性が原因となり、住宅地の池でも水の流れをせき止めようと排水溝を塞いで水を氾濫させ、庭を水浸しにしてしまうトラブルを起こすんです。

ビーバーと人がともに生きる道はないものか。そこで、あるプロジェクトが立ち上がりました。住宅地に出没したビーバーを捕獲し、町から遠く離れた森の中へ放そうという計画です。あらかじめ探しておいた、木の多い水辺に放すことで、その場所に定着させ、町に出てこないようにしようというのです。しかし、警戒心の強いビーバーは、なかなか捕まりません。試行錯誤を繰り返し、やっとの思いで捕まえても、そこにはさらなる問題が…。

波乱に満ちた活動の最前線に密着しました。

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