猛毒タケノコが大好物!謎のサル

第409回「猛毒タケノコが大好物!謎のサル」

2015/5/3(日)午後7時30分~

アフリカのマダガスカル島に暮らすキンイロジェントルキツネザル。

サルの仲間の多くは、木の葉や木の実などを主食にしますが、このサルは世界で唯一、タケノコを主食にするという変わり者です。しかも、このタケノコ、普通のタケノコではありません。猛毒の青酸を、人も命を落とすほど大量に含んでいるのです。恐ろしい“猛毒タケノコ”を毎日食べ続けるキツネザル。なぜ平気でいられるのでしょうか?その秘密は“食後のデザート”にあります。

猛毒タケノコをお腹いっぱい食べたサルたちが、食後に必ず向かう場所があります。竹林の一角にある土が露出した斜面です。地面に顔を突っ込んで一心不乱に食べているのは、なんと“土”。研究者によると、土壌に含まれる何らかの成分が、毒性を打ち消しているのではないかといいます。

さらに、キンイロジェントルキツネザルの不思議な子育ても紹介。雨季。木の上に赤ちゃんを連れたメスを発見。しばらくすると、メスは、赤ちゃんを高い木の上に残したまま、地上でタケノコを食べ始めました。赤ちゃんを置き去りにするのは一見危険にも見えますが、これは子どもの命を守るため。タケノコをとるには天敵の多い地面に降りなくてはならず、折るときに大きな音が響くため敵に見つかりやすくなります。木の上に残した方が連れ歩くより安全なのです。タケノコに頼って生きるキンイロジェントルキツネザルならではの子育て術です。赤ちゃんは3ヶ月ほどで親からタケノコを与えられるようになり、1歳になるころには自力でタケノコを取り始めます。

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