スクープ特集 一致団結!助け合う生きものたち

第404回「スクープ特集 一致団結!助け合う生きものたち」

2015/3/22(日)午後7時30分~

仲間と助け合って暮らす生きものたちの三つの物語です。

最初の主人公は白と黒の長いしっぽがトレードマーク、ワオキツネザル。マダガスカル島だけに暮らす、原始的なサルの仲間です。ワオキツネザルの群れは“かかあ天下”。食べ物が少ない乾期、群れで立場が強いお母さんたちはオスから食べ物を横取りします。一方でお母さん同士が助け合い、隣の群れと闘って縄張りを守るのです。こうして子育てに欠かせない食べ物を守り、乾燥の季節を生き抜くのです。

中米・パナマの熱帯雨林に暮らすハキリアリは、刈り取った葉っぱを、まるで緑の川のような行列をなして巣へ運びます。そして巣の中で、葉っぱを肥料に用いて自分たちの食べ物となる「キノコ」を「栽培」するのです。たくさんのキノコ栽培用の部屋を備えた巣はまさに「巨大農場」。それを支えるのは巣に暮らす100万匹ものアリたちです。アリたちの仕事は30種類以上の専門職に分かれていて、緻密な分業制で効率良く作業にあたります。ところがひとたび大きな試練に見舞われると専門の垣根を越え、一致団結して乗り越えます。仰天のアリたちの暮らしをスクープします。

三つ目の舞台は、アフリカ南部、ボツワナ共和国のオカバンゴ大湿地。仲間を失い、たった一匹で暮らすリカオンが主人公です。リカオンは本来群れで暮らし、仲間と協力して狩りや子育てをするため、普通なら生きていくことが難しい状況です。ところが「ソロ」と名付けられたこのメス、驚きの行動にでます。なんと、まったく別の動物であるジャッカルの群れに入り込もうとしたのです。始めはなかなかうまく行かない両者の関係。でも共通の敵・ハイエナに対し力を合わせて戦ったことがきっかけとなり、奇妙な共同生活が始まります。狩りも協力して行うようになり、成功率も格段に高まりました。種をこえた不思議な絆の物語を見つめます。

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