体を張って大接近!凶暴魚ゴマモンガラ

第385回「体を張って大接近!凶暴魚ゴマモンガラ」

2014/11/2(日)午後7時30分~

世界自然遺産・屋久島の海。ここに「サメより怖い!」とダイバーたちから恐れられる魚がいます。カワハギの仲間、ゴマモンガラです。70センチ以上にもなる巨体、ぎょろりとした大きな目、大きくて鋭い歯が特徴の魚です。ゴマモンガラは夏の一時期、突然凶暴化。“体当たり”や“かみつき攻撃”でダイバーに襲い掛かるといいます。しかし、あまりに凶暴すぎるため、観察が難しく、「なぜ凶暴になるのか?」はまったくの謎でした。

今回、取材班は、金属製の手袋とヘルメットという姿で、体を張ってゴマモンガラに大接近!凶暴化の謎の解明に挑みました。

夏の屋久島に向かった取材班。サンゴ礁が広がる海の中で、早速ゴマモンガラを発見します。攻撃に備えながら、ゆっくりと近付くカメラマン。ところが、まったく襲ってくる気配はありません。それどころか、小さな魚に追われて逃げる姿も。凶暴どころか、おとなし過ぎる暮らしぶりに唖然。

そんなある日。突然、ゴマモンガラがカメラマンに襲い掛かってきたんです!逃げるカメラマンをしつこく追い回し、何度も何度もかみ付いてきます。さらに、周囲を泳ぐ他の魚をも激しく攻撃。これこそ、ダイバーから恐れられる凶暴魚の姿です!

実は、ゴマモンガラが凶暴化するのは、大切な卵を守るため。メスは、産卵の準備に入ると突然凶暴化し、卵が孵化するまでだれも近づけないようにするのです。凶暴化こそ、ゴマモンガラが子孫を残す作戦だったのです。

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取材こぼれ話

屋久島の海 編

  

生態が謎だらけのゴマモンガラ。いつ、どこで、どのように凶暴化するのか?取材を始めた当初は、分からないことだらけ、正直、番組にならないのでは・・・と、ひやひやする毎日でした。そんな私たちのもとに、耳寄りな情報が届きました。情報の発信源は世界遺産・屋久島の海。屋久島の海では、7月から8月、決まって凶暴化するゴマモンガラの姿が見られるというのです。その上、観察できる場所まで詳しくわかっていました。貴重な情報をもたらしてくれたのは、屋久島の海に潜り続けているダイバーさんたち。屋久島の海に魅了され、屋久島の自然を知り尽くした方々です。貴重な情報のおかげで明らかになった、ゴマモンガラの驚きの暮らしぶり、ぜひ番組でご堪能ください。