激闘!ライオンVSバッファロー

第354回「激闘!ライオンVSバッファロー」

2014/3/9(日)午後7時30分~

アフリカ南部のボツワナ共和国が舞台です。雨季のチョベ川流域に広がる湿地は、野生動物の楽園。体重1トン近くにも達する猛牛アフリカンバッファロー(アフリカスイギュウ)をはじめ、ゾウやキリンなど大型の野生動物たちが水と草を求めて集まります。

ところが乾季になると、湿地の環境は一変し、広大な枯れ野原に姿を変えてしまいます。半年ほど続く過酷な乾燥の季節、草と水を求めて数多くの動物たちが集まる場所があります。チョベ川沿いにわずかに残る草原です。広い範囲から集結したバッファローたちは、川沿いのあちこちに数千頭もの大群を作ります。

集まったバッファローたちを狙うものがいます。百獣の王ライオンです。これに対し、バッファローは仲間同士が密集して守りを固めながら、次々と突進。追い払おうとします。巨大な角をもつバッファロー相手では、ライオンも簡単には襲いかかれません。バッファローにとっては、攻撃こそが最大の防御となるのです。

一方のライオンは、知恵を使った戦略で狙いにかかります。川沿いのくぼ地に身を隠し、バッファローの群れを待ち伏せる作戦です。ライオンの奇襲攻撃に、川を渡ってきたばかりのバッファローたちは大混乱。守りの形を作れません。1頭のバッファローが足を滑らせ、転倒。そこへライオンが襲い掛かります!はたして結末は?

チョベ川沿いの草原を舞台に繰り広げられる、百獣の王ライオンと猛牛バッファローの命がけの攻防に密着します!

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取材こぼれ話

ボツワナ・チョベ川 編

水と緑の大地ボツワナ 追跡は大変!

アフリカでライオンが生息する場所、というと、真っ先に思い浮かぶのが、ケニアやタンザニアなどの大草原でしょう。しかし、今回のロケ地であるボツワナ北部にはそんな大草原はありません。湿地や小川、小さな草原や疎林がモザイク状に入り組んだ環境が広がっています。そんな複雑な地形で苦労するのが、動物を追跡すること。撮影は基本的に車の上から行うのですが、ライオンもバッファローもじっとしているわけではなく、木々の間に分け入ったり、小川を渡ったりもします。動物たちにとっては単なる移動ですが、車で追跡する我々にとっては大問題。川沿いでぬかるみにはまり、車が進まなくなること、数えきれず。尖った枝や石を踏んでパンクすること、これまた数えきれず。足止めをくらっているうちに、動物の姿はすぐに消えてしまいます。そのため車の復帰はスピード勝負!おかげで、タイヤ交換の早さは自動車屋さん並みに上達しました!そんな苦労の末、ライオンとバッファローが闘う決定的瞬間を撮影することができたのです。

撮影の最大の敵は“暑さ”!

乾季、キャンプ生活をしながらの撮影では、暑さに苦しみました。バッファローもライオンも夕方遅くに動き始め、早朝日が昇り暑くなる前まで活動します。そのため、ロケ隊の行動パターンも完全な夜型に。寝る時間は昼間です。日中のテントのなかは摂氏40度を越え、蒸し風呂状態。そんなとき役立ったのは、熱冷まし用の冷却シートと濡らした手ぬぐい、そしてペットボトルでした。パンツ一丁になって全身に濡らした手ぬぐいをのせます。さらに脇の下に、水の入ったペットボトルを挟み、おでこに冷却シートを貼って、あとは気合いで眠るのです。苦肉の策ではありましたが、思った以上に冷却効果があり、快適に寝ることができました。暑い夏には、ぜひお試しあれ。