“黄金の前足”が大活躍!アライグマ

第341回「“黄金の前足”が大活躍!アライグマ」

2013/11/10(日)午後7時30分~

“洗う”しぐさでおなじみのアライグマ。でも研究者によると本当は洗っていないといいます。ではいったい何をしているのでしょうか?謎を探るべく、取材班は北米の森へ。そこで目撃したのは「前足をフル活用」した暮らし。滑り止めの効いた前足のおかげで、木を自在に登り降りするアライグマ。鳥の巣から卵を取り出しました。さらに池では、濁って水中が見えないのに、前足で探るだけで見事にザリガニを捕まえました。実は、アライグマの“洗う”しぐさとは、この“手探り”ならぬ“足探り”で水辺の獲物を探す行動だったのです。そんなアライグマは、器用で敏感な「黄金の前足」を頼りに、シカゴなどアメリカの大都会に進出中。庭に置かれた鳥のエサ台にするすると登ってエサを失敬したり、ゴミ箱のフタを前足で開け、中にあるゴミを食料として手に入れたり。前足が器用なことに加え、未知の物への強い好奇心や、粘り強さ、学習能力といった性質を生まれつき持っているため、新たな環境にもすぐ順応できるのです。「黄金の前足」を駆使してたくましく生きるアライグマの素顔に迫ります。

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取材こぼれ話

アメリカ 編

大自然の中なのに・・眼精疲労

夜8時半。日が暮れかけた森の中でアライグマが出てきそうな場所にカメラをセットすると私(ディレクター)とカメラマンは互いの幸運を祈りながら別れます。人間の存在でアライグマを驚かさないよう、離れた場所でそれぞれ一人用の小さなテントに入り、朝方まで静かにひたすら「アライグマ待ち」。こんな日々が続くうちに・・・何だか目が痛い。頭もガンガンしてきたぞ。原因はおそらく「眼精疲労」。真っ暗なテントの中で明るいモニターの画面を見つめ続けた結果、目を酷使してしまったようです。まさか自然番組の撮影でこんな事になるなんて、思ってもみませんでした。

シカゴの皆さん、ありがとうございました!

アメリカ屈指の大都市・シカゴにも訪れた今回の撮影。研究者が口を揃えて「シカゴなら、どこでもアライグマを見られる」とは言うものの、広〜い街の中でちょうどいいタイミングでアライグマに遭遇するのは至難の業でした。困った私たちを助けてくれたのが市民の方々の情報。パトロール中のおまわりさんや犬のお散歩中の人、ゴルフコースの管理人さん、レストランの店長さんなど本当に多くの人に聞き込みをしてアライグマが「確実に」来る場所を絞り込んで行きました。突然たどたどしい英語で話しかけてもフレンドリーに答えて下さったシカゴの皆さん、本当にありがとうございました。