無敵!スカンクの真実

第333回「無敵!スカンクの真実」

2013/9/15(日)午後7時30分~

世界一くさ〜い動物として、誰もが知っているスカンク。その姿を見ると、アメリカ最強と言われる肉食動物ピューマさえ恐れをなして逃げ出します。まさに無敵!ダーウィンが来た!取材班は総力をあげ、ニオイ攻撃の秘密解明に乗り出しました。まず攻撃の瞬間、何が起きているのか?でも、野生のスカンクを追跡しても、なかなかニオイ攻撃は見られません。それもそのはず。スカンクはもともと平和的な生きもので、よほどのことがない限り、ニオイを発射することはないんです。ペットの犬にスカンクの被害が多いことを聞きつけた取材班は、奇想天外な「犬型カメラ」を開発、スカンクに迫りました。そして、ついに捉えた発射の瞬間、そこには衝撃の真相が映っていたんです!また、ニオイはどれほど強烈なのか?最新の測定器が明らかにした驚異の実力とは?さらにニオイ物質を詳しく調べると、研究者さえ予想しなかった、ある驚きの性質がありました。撮影の舞台は、アリゾナ州の閑静な住宅街。スカンクたちは人の生活にとけこみ、家や物置小屋の床下に穴を掘って暮らしています。取材班は、そんなスカンクたちの珍しい子育ての様子にも密着!愛情たっぷりの母親や、ぬいぐるみのようにカワイイ子どもたち、巣穴から抜けだした小さな兄弟たちの大冒険など、ニオイのイメージからは想像もつかない、愛らしい姿が見えてきました。“無敵”スカンクの知られざる真実。これを見れば、スカンク好きになること間違いありません!

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取材こぼれ話

アリゾナ州の閑静な住宅街 編

超強力! 想像絶するニオイの威力

スカンクといえばニオイ。では、どれぐらい臭いのか、皆さん想像つきますか? もしかして、人間のオナラを何倍か強くしたぐらい、などと考えていませんか。いえいえ、そんな生やさしいものではありません。個人差はありますが、苦手な人だと嗅ぐだけで頭痛や吐き気をもよおし、鼻の利く犬ともなると、あまりの辛さにもだえ苦しむほど。そのニオイは、風に乗って数キロ先まで届くことがあるといいます。その実力と正体を調べるため、微量の「ニオイの元」を研究者から取り寄せ、冷蔵庫で一時的に保管した時のこと。栓付きのビーカーに入れ、それを丸ごとガラス瓶に入れて、さらに厚手のビニール袋で七重に密封したにも関わらず、一晩で冷蔵庫が臭うように・・・。一体、どうやって漏れたのか全く見当がつきません。スカンク、恐るべし!

決定的瞬間を狙え! カメラマンさん、頑張って〜

そんなニオイ攻撃をカメラで捉えようと、果敢に挑戦してくれたのが岸カメラマン。文字通り体を張った撮影です。意外なことに、スカンクは住宅街にも多く住み着いているため、主なロケ地は街中でした。ニオイを発射したときのために、住民の許可を得ることは必須。「日本からわざわざスカンクの撮影に? 物好きですね〜。頑張って」という温かい(?)励ましの言葉をいただきながら張り込みを敢行。さらに、スカンク撮影用に準備した犬型カメラや、暗闇でも撮影できる赤外線カメラ、そして、ハイスピードカメラなどを駆使して、驚きのニオイ攻撃を克明に捉えることに成功しました。え、ディレクターは怖がって隠れていたのかって? いえいえ。ディレクターも計3回、しっかりと、ニオイ攻撃の洗礼を受けました。

意外にカワイイ! スカンクの素顔

何だか怖そうなスカンク。でも、その暮らしぶりをのぞいてみると、どこか憎めない性格の、むしろかわいい動物だということがわかってきました。スカンクは、手当たり次第にニオイ攻撃を出しているわけではなく、特定の条件がそろった時だけ発射します。愛情たっぷりのお母さんの子育てぶり、特に、小さな子どもの愛らしさは必見です。ニオイがあまりにも強烈なため、アメリカでは嫌われがちな生きものですが、今回、協力をいただいた研究者は、スカンクと付き合っているうちに、一番好きな動物になったそうです。実験や撮影中にニオイを浴びせられ、シャツ2枚、ジーンズ1枚、靴一足を捨てざるを得なくなったディレクターも、いつの間にかスカンクに魅了されてしまった一人。番組には、そんなスカンクの不思議な魅力をふんだんに盛り込みました。皆さんもスカンクが好きになるかも?