アフリカ古代湖 魚たちの子育て大作戦!

第330回「アフリカ古代湖 魚たちの子育て大作戦!」

2013/8/18(日)午後7時30分~

世にも奇妙な魚があふれる湖がアフリカの東部にあります。タンガニーカ湖とマラウイ湖です。いずれも数十万年から数百万年前にできた古い湖。長い時間の中で、ここにすむ魚たちは奇想天外な進化をしてきました。湖の底に横たわり、死んだふりをして、近付く小魚を獲物にするもの。砂の中で待ち伏せし、ロケット並みの高速ダッシュで小魚を一飲みにするものなど。閉ざされた湖の環境の中で独自の技を磨いてきました。天敵だらけの湖では、子育ても一苦労。卵や稚魚は格好の獲物になるんです。その中で体の小さなシクリッドという魚の仲間は、自分の口の中で子供を育てるという技を使います。卵を産むとすぐに口に入れ、ふ化して独り立ちするまで守ります。より安全な子育てを求めて進化した究極の子育て法なんです。さらに、とても珍しい子育て術を見せる大ナマズもいます。体長1メートルを超すカンパンゴは、驚くことに、自分の未受精卵を子どもたちに食べさせるんです。こんな方法で子育てをする魚は世界でもこのカンパンゴだけ。さらにさらに、このカンパンゴの子育てに便乗する別のナマズもいます。カンパンゴの子どもの中に自分の子を紛れ込ませ、カンパンゴに育てさせてしまうんです。アフリカの古代湖で繰り広げられる、あの手この手で子孫を残そうとする魚たちの知恵比べに迫ります。

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