アフリカゾウ300頭!謎の大集合

第312回「アフリカゾウ300頭!謎の大集合」

2013/4/7(日)午後7時30分~

地上最大の動物アフリカゾウ。普段はリーダーのメスとその妹や娘、孫などからなる十数頭の群れで暮らしています。ところが、ケニア・キリマンジャロ山麓のアンボセリ国立公園では、乾季の始まりのある日、数百頭もの大集団を作るといいます。番組ではその現場をカメラに収めるべく、現地へ向かいました。ゾウが大集合する場所は、東京ドーム100個分ほどもある巨大な湿地。1月2日、大群は突然現れました。湿地に向かってぞくぞくとやって来るゾウ!ゾウ!ゾウ!・・・その数、なんと300頭!一頭でも巨大なゾウがこれほどの大集団となった様子は、「圧巻」の一言です。長年の研究で、この大集団は50〜60頭の群れが複数集まって出来たものであることが分かってきました。それぞれの群れは親戚同士。「絆群れ」と呼ばれます。まるで日本人の盆や正月のように、離れ離れに暮らす家族が一堂に会し、絆を確かめ合うための場だったのです。ゾウたちは長い鼻をからめ合い、再会を喜びます。生まれて間もない子どもにとっては、親戚に初めて紹介されるデビューの場となります。さらに、大集合したゾウたちに密着するうち、彼らが集まるもう一つの意外な理由が明らかになりました。実はこの時期だけ生える、ある特別な“薬草”が目当てだったのです。貴重な草の生えた場所を占拠するには数が多い方が有利。小さな群れでは押しやられてしまいます。そこでゾウは、この草を食べるために親戚一同で巨大な「絆群れ」を作っていたのです。家族や親戚との絆を何よりも大切に生きるアフリカゾウの素顔に迫ります。

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取材こぼれ話

ケニア・キリマンジャロ山麓 編

初登場!「鳥カメラ」

今回番組に登場する「鳥カメラ」。地上からではわかりにくい場所や、車では入っていけないところの様子を探るのに大活躍しました。でも、墜落したら大変。うまく撮影するために練習を重ねました。

練習はアンボセリ国立公園の外、マサイの人々の村の近くの開けた場所で行いました。練習をしているとマサイの人々が集まってきました。みんな初めて見る鳥カメラに興味津々。
練習の甲斐あって、貴重な映像が撮影できました。