世紀の発見!海底のミステリーサークル

第285回「世紀の発見!海底のミステリーサークル」

2012/9/9(日)午後7時30分~

鹿児島県・奄美大島で世界中を驚かせる不思議な現象が見つかりました。それは水深25メートルの海底に描かれた「ミステリーサークル」。白砂の上に、直径2メートルほどの美しい円形の模様が浮かび上がっています。詳しく観察すると、外側は2重の山で囲まれ、中央から放射状にたくさんの溝が刻まれています。まるで人が道具を使って作ったような、芸術的な幾何学模様です。過去にさかのぼっても、海底でこうした造形物が報告された例はなく、世界初の発見です。それにしても、いったい誰が、どうやって、何のために「ミステリーサークル」を作ったのでしょうか?20年以上もこの海に潜っている、発見者のダイバーも分からないといいます。そこで取材班は、生物学や流体力学など、さまざまな分野の研究者の協力を仰ぎつつ、最新の撮影機材も投入し、長期取材を敢行。ついに海底に砂煙をあげて模様を刻んでいく、ある小さな生きもの姿を突き止めました。さらに制作過程の一部始終の撮影にも成功しました。そして、最後に残された最大の謎は、「何のために作るのか?」。最後の謎を解くべく、取材班は観察と実験を続けていきます。その結果、明らかになった感動の結末とは?自然界の不思議に挑み、その謎を解き明かした、壮大なスクープです!

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取材こぼれ話

鹿児島県・奄美大島の海 編

ダーウィン取材班、出動!!

「不思議なものを見つけたので取材に来て欲しい」・・・そんなメッセージとともにベテラン水中写真家から、送られてきた1枚の写真。そこに写っていたのは、なんと海底のミステリーサークルでした。

白い砂の上に刻まれた直径2メートルほどのほぼ正確な円。外側は2重の山で囲まれ、中央から放射状にたくさんの溝が刻まれています。美しい幾何学模様です。人間が作ったのでないとすれば、場所から見て、海の生きものが作ったのに違いありません。しかし、海の生きものに詳しい専門家に聞いて回っても、誰も作者が分かりません。もし作者が魚だとしたら、これほどの規模のものは、これまで世界で報告がないといいます。かくして、この謎の現象を解明すべく、私たち取材班は発見された鹿児島県・奄美大島へと急行しました。

ところが・・・。待っていたのは、大雨につぐ大雨。そして、台風。海の水は真っ茶色で、透明度は最悪です。さらに、ミステリーサークルが発見されたのは、水深25メートル付近の深い海域。身体的負担が大きいため、潜って探せる時間は、10分くらいが限度です。とってもハードルの高いミステリーサークルの大捜索。それでも最新の潜水機器と根性を頼りに捜索をつづけました。

そして、ついに驚きの造形物、ミステリーサークルの実物を発見したんです!!

地元、科学者、水族館、そしてダーウィン取材班。

実はこのミステリーサークル、存在自体は昔から地元ダイバーのあいだでは知られていました。でも、誰が、何のために作るのか、といった詳細は謎に包まれていたのです。今回、私たち取材班は、ミステリーサークルを撮影するだけでなく、その謎の多くを解明することに成功しました。

しかし、まだまだ多くの謎が残されています。たとえば、今回の作者は“ある生きもの”が関係しているのですが、実はその“ある生きもの”は新種の可能性が高いと見られています。今、研究者を中心に、地元や水族館がタッグを組んで、その確認作業に挑んでいます。

今回番組でご紹介する、ミステリーサークル。その後の進展にも、大注目です!