シロフクロウ一家 北極圏の大冒険!

第284回「シロフクロウ一家 北極圏の大冒険!」

2012/9/2(日)午後7時30分~

映画「ハリー・ポッター」でおなじみのシロフクロウ。翼を広げると1.5メートル近くもある世界最大級のフクロウです。北極圏・ツンドラの大地で、太陽の沈まない白夜の夏に子育てをします。番組では一組の夫婦に密着しました。わずか20センチほど掘ると凍った土が現れるツンドラの大地には草やコケしか生えません。隠れるところがないこの草原で、少しでも見晴らしの良い高く盛り上がった場所に巣を作ります。優れた視力を生かして巣に近づく敵を見つけ、先制攻撃を仕掛けるのです。巣から1キロメートル以内に近づいたものには、相手が誰であろうと激しく攻撃します。この年、夫婦には5羽のヒナが生まれました。母親がヒナの世話にかかりきりの間、食料調達は父親の仕事です。獲物の大半はレミングと呼ばれるネズミの仲間。食べ盛りのヒナたちは1日に6匹ほどのレミングを食べます。ところがこの年、例年に比べてレミングが極端に少なく、なかなか見つかりません。父親の取ってくる獲物だけでは足りず、母親までヒナを残して獲物探しへ出るほどです。とくに一番小さな末っ子はなかなか獲物にありつけません。大きな子に先を越されてしまうからです。母親は大きな子どもから獲物を取りあげ、末っ子に与えます。また、体力の衰えた末っ子がほかの子どもたちの中に入っていけないのを見つけると、自らの胸の中に抱き、温めます。ところがこうした愛情あふれる世話もむなしく、末っ子は死んでしまいます。ほかのヒナたちも餓えと寒さで次第に弱っていきます。この危機的な状況の中、ついに夫婦はまだ飛べないヒナを連れ、生き残りをかけた旅に出ます。行く手に立ちはだかる、巨大なホッキョクグマや凍てつく川。一家ははたして試練を乗り越えられるのでしょうか?

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