母ライオン 頑張る! ひとりぼっちの子育て

第276回「母ライオン 頑張る! ひとりぼっちの子育て」

2012/6/17(日)午後7時30分~

「百獣の王」と呼ばれるライオン。サバンナ最強の動物を支えているのは、群れのチームワークです。普通、ライオンは1〜2頭のオスと複数のメス、それにその子どもたちからなる群れを作ります。オスは侵入してくる「放浪オス」から群れを守り、メスは仲間と協力しながら子育てや狩りを行います。

しかし、アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に、たった1頭で子育てをする母ライオンがいました。名前は「ナイラ」。
ナイラもかつては群れで暮らしていました。ところがある日、乗っ取りを狙って襲ってきた放浪オスに負け、群れのオスは逃げ去りました。さらに、子どもを守ろうとした仲間のメスは殺され、群れは崩壊。6頭の子どもを抱えた、ナイラだけが残されたのです。ひとりぼっちになったナイラは、ほかの群れに縄張りまで奪われました。いまや狩りや水場の確保など、毎日が苦労の連続です。

まだ目の離せない幼い子どもたちを連れて狩りにでると、子どもたちの勇み足によって獲物に逃げられてしまいます。水を求めてほかのライオンの縄張りに足を踏み入れると、恐ろしいうなり声で威嚇されます。こうした中、ナイラ親子はハゲワシの食べ残しで飢えをしのぎ、朝露を舐めて渇きを癒します。それでも頑張るナイラのもとで、6頭の子どもたちは次第に成長をとげていきます。たくましく生きるナイラ親子に密着しました。

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