カワウソ兄弟 雪山大冒険!

第018回「カワウソ兄弟 雪山大冒険!」

2006/8/13(日)午後7時30分~

最大斜度50度、高さ20m、絶壁に近い雪の急斜面を数匹のカワウソが連なって、直滑降。厳冬のロッキー山脈にくらすカナダカワウソならでのユニークな姿です。アメリカ北西部、ロッキー山脈の麓、イエローストーン国立公園。この森にくらすカナダカワウソは、体長約1m、足の水かきと平らな尾を使って水中を自由自在に泳ぎ、魚を捕まえる名ハンターです。家族数匹の群れでくらし、岸辺の巣穴を中心に、川に30キロものなわばりをもっています。氷点下30度にもなる厳冬期、川は一面氷に覆われるため、カワウソは、生活の場を氷や雪の上に変えます。狩り以外は、雪上をソリのように滑って移動したり、氷上で獲物を巡りコヨーテと格闘したりするのです。時には絶壁に近い急斜面を滑り降りることもあります。4月、厳冬を乗り越えると、カワウソたちは、恋の季節を迎えます。まだ雪が積もった岸辺の巣穴には、メスを求めるオスが訪れ、氷の上を滑る追いかけっこや毛づくろいなどを通して、相性を確かめ合います。相性があって交尾をすると、オスは去り、メスは、来年の春、子どもを出産します。水中から雪上まで、川辺の環境を巧みに利用するカワウソのユニークな暮らしぶりを1年にわたって追いかけました。

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